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ベルギービール情報局

樽情報(ビールではなく樽生の樽に関する情報ページ)

Keykeg情報

Q.Keykegとはなんぞや?

A.輸出用に開発された使い捨ての樽。使い捨て樽の無かった時代は輸入し販売し中身の提供が終わった後、飲食店から回収、コンテナ一つ分まで空樽を保管、溜まった後に本国へ返送。チャージされていた樽代金が返金もしくは次の輸入の代金から差し引きされる。返送運賃はドライコンテナなのでそこまでは高くありません、むしろ国内の回収にかかる費用そして1コンテナ分の空樽が集まるのは何時になるかが問題です、長くかかれば長くかかるほど保管料は大きくなってゆきます。ステンレス樽の欠点です。
Keykegは使い捨てですので空樽を回収する手間もなく、本国へ返送することもありません、その代わり最後に捨ててしまうために樽の金額がビール代金に上乗せされます。その為ビール代金が高くなってしまう、というのと取り扱いに新しい知識が必要な事がkeykegの欠点です。
いままで使われていたステンレス樽以外に現在では多くのビール樽が存在します。
Pubkeg/Dolium/Petainer/unikeg/Kegsaurus/Ecodraft/Expodraft/そして日本産MAYKEG
これらは素材・使い捨てorリユース・強制カーボネーションorナチュラルカーボネーション、これらの3つの違いがあります。私は最近発売された国産のMAYKEG以外は全て利用したことがありますが、現状はスリムタイプのKeykegがBestだと思っています。

Q.Keykegは酸化しない?

A.はい、Keykegは外側のペットボトル部分と内側の袋の隙間にガスを入れ、袋をガスの圧力で潰すことにより中に入っているビールを排出する方式です。
なので、ビールとガスは接触せず酸化しません。
しかし、ビールから発生する炭酸の圧力より袋を潰す圧力が低いとビールより発生した炭酸により酸化します。
また、洗浄のため使用途中の樽からディスペンスヘッドを外すタイミングで空気が入ってしまうことがあります、
その為に酸化してしまうことがあります。
実を言えば隙間に入れるのはガスでなくても大丈夫です、空気圧でも問題はありません。

Q.樽を逆さまにしたほうが良いですか?

A.keykegは袋を押しつぶして上から排出するシステムです、当然ビールですので上の方に泡や気泡が溜まります、すると注いでいる途中で気泡の塊が出てくることになり上手く注ぐことが出来ない場合があります。ガスの圧力を上げることによりある程度抑えることが出来ますが、空冷システムの場合ガス圧を弱くしているお店が多いので逆さまにしたほうが安全であることに変わりはありません。

このような台座も存在します。
台座が用意出来ない場合以下のようにする方もいらっしゃいます。

  

Q.泡ばかりが出ることがあるのですが?

A.これはkeykegだけの事ではありませんが、ビールの状態によりそのようなこともあります、当社のビールで言うとアルデンヌ・セゾンやスーパー・サングリエなどで確認されています、この場合冷却システムまでのビールホースを長くすることで解消することが多いです、空冷の場合は冷蔵庫の中でタップまでのホースを長くします。またガス圧を弱くすることで解消することもあります。また技術的に高度ですがビールホースを細くすることで解消することも出来ます。
もう一つ、運送の揺れや衝撃でビールが安定していない場合もこのような症状になることがあります、お店に到着してから1~2日は落ち着かせてやってください。
もしこれらの方法で解消しない場合は、ビール会社に問い合わせた方が良いでしょう。

Q.泡ばかり出るのですが(No2)?

A.先にビールの状態に関して書きましたが、まずはガスが入っているかどうかを確認してください、泡ばかり出る問題の多くはガス欠です。ガスを交換することで解消することが8割を占めます。
このようにガス圧が無くなると泡ばかりになってしまいます。

Q.keykegにガスが入らないのですが?

A.たまにあります、下の図(手書きで申し訳ないです)がkeykeg側の上部構造です、keykegを捨てるときに解体してみると分かるのですが、当然ビールが出てくる隙間とガスが入ってゆく隙間は違います、両方とも金属ヘッドが押し込んで樽内部に若干下げることで隙間が生まれます。
このガスが入ってゆかない現象は金属ヘッドによってガスが入る部分の隙間が生まれていない場合がまず有力です、
次に金属ヘッドの摩耗や不良によって入らない金属ヘッド側の問題
もう一つはガスボンベのガス欠です。
ヘッドを交換してもダメな場合は樽側の問題であることが多いです。

Q.ビールが出なくなってしまいました、何故ですか?

A.こんな質問も多くあります。
とても回答に困る質問です、それは原因が多岐にわたるからです。
非常に多いのはタワーの問題です、冷却器からのホースをタワーのホース(または金属管)に接続させますが、金属管の場合は内径が細くなっており、洗浄時のスポンジが詰まることがほとんどです、これにより洗浄後にビールをつないでもビールが出てこないというのが一番多いパターンです。次に多いのが洗浄時に多くのガスを消費してしまいガス欠になっているパターン、次に多いのがビール側の問題でkeykegだと樽上部に多くの泡が溜まっている場合があり、その泡を排出するのにとても時間がかかることがある、というパターン。
金属ヘッドとビールホースをつなぐアタッチメントの間にもう一つビールの排出を止める部品でビールの排出を止めており、それを開放することを忘れていたパターン。
などなど、例えを上げてゆくとキリがないほどです、一つ一つ確認することで簡単な問題は解決できます、確認を怠らないようにしてください。

Q.?

A.

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A.

樽に関する疑問などございましたら問い合わせよりご質問ください。
20年以上の知識で問題解決に当たらせていただきます。

知識・情報Information and knowledge

Q.ビールは食べ物?

A.はい、パンです。その証拠にアルコールの中で唯一胃で消化されます、だからこそビールはお腹にたまるのです。
だからこそ水分ではないのです。だからこそ程々にしないと食べ過ぎになってしまうのです。
これは嘘でもなんでもなく、医学的に証明されています。
考えてみれば麦を使って発酵時に水分を使う、発酵時に水分を使わない、大きく言ってそのぐらいの違いしかないのですから。
紀元前のパンはあっという間に硬くなってしまい硬すぎで食べれないほどでした、硬くなったパンを砕き水と共に鍋に入れ煮る、これが本格的な始まりです。煮たものが空気中の酵母や微生物、菌によって発酵しアルコールが発生した。
なので、パンの煮物です。

Q.なぜベルギービールは熟成できるの?

A.瓶内二次発酵を行っているからです
  以前日本で発売された「チルドビール」あれは酵母入りでしたね、しかし瓶内二次発酵ビールではありません。
  ベルギーのビールの多くは瓶詰めする段階で、製造とは別に糖分と酵母をいれます、その酵母は製造段階で使った
  疲れ切った酵母ではなく、休ませて元気になった酵母です。そうすることによって瓶内二次発酵が進むのです。
  これが日本のチルドビールのように疲れ切った製造段階の酵母をそのまま入れると過労働で酵母は死んでしまいます
  死んでしまうために賞味期限が恐ろしく短くなっています。
  ではベルギービール全てが瓶内二次発酵をしているのか?というとそうではありません、ダーク系でアルコール度数  が高いものに多く、それらが熟成に向いているビールです。
  瓶内二次発酵をしていなくても熟成は出来ます、しかし驚くほどの変化はなく、驚くほどおいしくなることは
  ありません。
  これはヨーロッパのビールに言えることですが、冷蔵コンテナを使っていないビールを熟成しても美味しくはなりま  せん、これはドライコンテナで運んだため熱による劣化があり日本に到着した段階でビールが駄目になっているから  です、また中に入っている酵母も死滅しているので瓶内二次発酵もしていません。

Q.ドライコンテナとリーファコンテナの違いは?

A.まず、コンテナに入る量が違います、リーファコンテナは冷蔵の為に器械が設置されておりコンテナ内が狭いです、ドライコンテナに比べ86%しか荷物が入りません。
2つ目に価格が大きく違います。ドライに比べるとリーファは数倍に膨れます。
3つ目に内部の温度が違います。この温度は調節が効き、こちら側が指定した温度に設定してくれるのがリーファ、温度調整が付いておらず赤道の真下で内部温度が80度近くまで上がってしまうのがドライコンテナです。
人間がずっと80度の中に居ればどうなってしまうか考えてください、お酒も生き物なので同じようになってしまいます。
4つ目日本に到着してから引き取るまでの猶予期間が違います。ドライコンテナは7日間まで無料で保管してくれますが、リーファコンテナはコンセントの数に限りがあるため3日しか無料保管はしてくれません、ちょっと書類の不備で引取りが遅くなると・・・・追加料金がかかります、それもコンセントを使っているので高いのです。

Q.エールとラガーそして保管温度?

A.エールとラガーの違い
よく言われるのは上面発酵がエールで下面発酵がラガーである、
ですが、それ以外にも大きな違いが存在します。
それが、発酵温度です。エールは約15℃~20℃で発酵させます、それに対してラガーは10℃以下で発酵させます、これは軟水と硬水の違いにも関係があります。ラガーはドイツから始まります、バイエルン地方は軟水の地方でエール用の酵母では酵母が上手く活動してくれない、しかしどうにかしてビールを作りたい!その思いが軟水でも低温にすれば上手く活動してくれる酵母の発見につながったのです。
これにより硬水はエールに向いており、軟水はラガーに向いていると言われることとなります。
これらは、保管温度にも影響してきます。
ビールは元々「光」と「熱」に弱いのですが、ラガーはエールよりも更に「熱」に弱いのです。

Q.最近よく聞くNitroTapって何ですか?

A.注ぎ口の一つです。聞いたことがあるかもしれませんが英語ではFaucetと言います、この注ぎ口にはさまざまな種類がありますが、NitroはGUINNESSビール等イギリス・アイルランド系のビールで使用されているものです、構造的な大きな特徴として出口の手前に金属の蓋がされています、その蓋にはミリ以下の小さな穴がいくつか空いており、そのミリ以下の穴をビールが通り出てきます。当然ガスもその穴を通ってくるのですが、ミリ以下の穴を通ることによってミリ以下の気泡となります、なのでNitroで注ぐビールはとてもクリーミーになるのです。
またNitro Faucet(正確にはStout beer faucet)では窒素ガスを使うことが多いです、発泡感が無く炭酸に比べると参加も緩やかです。

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A.

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A.

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